初盆に招かれているけれど、遠方に住んでいるなどの理由で参列できない場合は、どうしたらいいのでしょうか。
地域やそれぞれの家によっても違うのですが、ここでは、一般的にはどのようにしたらいいのかについて説明します。
初盆に招かれたがお参りできない場合はどうする?
初盆の法要は一度しかないことなので、できれば参列したいところですが、お仕事などで都合がつかず、やむを得ず欠席しなくてはいけない場合もあるかと思います。
そのような場合、失礼にならないようにするにはどうすればいいか、以下にまとめてみました。
1.御仏前を送る
施主の方に対し初盆の法要を欠席することに対するお詫びのお手紙とともに御仏前を現金書留で送ります。
その場合は不祝儀袋に入れ、上段に御供物料、下段にフルネームを書いて、現金書留で初盆の法要前に届くように早めに送ります。
現金書留の封筒は、不祝儀袋が入る大きさのものを指定して購入します。
御仏前は金額は一般的には5,000円程度がいいでしょう。
2.お供えを送る
お供えを送るなら、法要の出席者に御供養として分けるので、小分けできる物を選びます。
3000円~5000円程度の日持ちのするものがおすすめです。
個包装の和菓子、洋菓子、水ようかん、ゼリーなどの詰め合わせなどがいいですね。
初盆の法要前に届くように早めに送ります。
(注)特に親しいかたが施主の場合は、電話で参列できない旨を伝えておくとより丁寧です。
さらに、故人と深いお付き合いをしていた場合は、香典を持参して直接渡し、参列できないことをお伝えするのが一番良いと思います。
お詫びのお手紙の文例
新盆の法要を欠席する場合、御仏前を送る場合もお供えを送る場合もお詫びのお手紙を送付しなくてはいけません。
そこで、以下に初盆の法要を欠席する場合に出すお詫びのお手紙の文例を紹介します。
現金書留ならお詫びの手紙を同封します。
小包には手紙を入れることができないので、別便で送ります。
実際には縦書きです。
「拝啓 暑さ厳しき折、皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度は〇様の初盆のご法要のご案内をいただきありがとうございました。
まことに申し訳ございませんが、あいにく当日は〇〇により欠席させていただきたいと存じます。
(〇〇には、理由を入れます。仕事の都合や体調が思わしくない、小さい子どもがいて家を長時間あけられないなど)
ぜひとも、ご仏前にお参りしたいと思っておりましたのに大変残念です。
どうかお許しください。
同封したものは心ばかりですが御仏前にお供えくださいますようお願い致します。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具 」
(注)お盆は地域により7月の場合と8月の場合があります。
下記に7月と8月の時候の挨拶を挙げましたので、参考にしてください。
◆7月の時候の挨拶
•三伏大暑の候
•炎威凌ぎ難く
•暑気厳しき折柄
•暑熱耐えがたきこの頃
•涼風肌に心地よく
•土用の入りとなり
•蝉の声に暑さを覚える今日此頃
◆8月の時候の挨拶
•残暑厳しき折
•残暑凌ぎ難き候
•降るような蝉しぐれ
•朝夕涼味を覚える頃
•土用明けの暑さ一段と厳しき折から
•秋風の訪れる窓
•空高く澄み渡り
•朝夕にはかすかに秋の気配を感じます
•涼しい季節が待ち遠しい今日この頃
•暑さもようやく峠を越え
まとめ
初盆に招かれたのに参列できないときは、きちんとお詫びの手紙を出してお供えの品か御仏前を送るのがマナーです。
迷った時は、一般的なマナーを守りつつ、地方の特別なルールについては地元の親せきに尋ねて、失礼にならないように対処しましょう。
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