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無垢のフローリングに適した床暖房システムは?熱に強い無垢のフローリングは?

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無垢のフローリングは、素足で歩くととても気持ちがいいですね。

合板に塗装した床材はぺたぺたと足の裏にくっつく感覚がありますが、無垢のフローリングはさらっとした足触りです。

この快適な無垢のフローリングに床暖房を組み込むと、冬でも素足で過ごせるほど足元が暖かいといいます。

床暖房と無垢のフローリングの組み合わせは、最高の過ごしやすさを生み出すということになりますね。

でも、この組み合わせには、注意しなければならない点があります。

それは無垢の板材の特性でもあるのですが、使い方を誤ると、普段の生活に支障をきたすということにもなりかねません。

そうならないためにも、無垢フローリングに適した床暖房のシステムは何か、床暖房と組み合わせても問題が生じにくい無垢のフローリングはどれかについて説明していきます。

  

無垢のフローリングに適した床暖房のシステムは?

無垢フローリングはいきものなので、多少なりともそったり縮んだりするものです。

どちらかというとそるよりも冬に縮みが起こることが心配です。

また、音鳴りがする場合もありますが、それは、天然の材料である以上ある程度は避けられないことなのです。

しかし、天然のムク材だけがもつ自然の風合いの良さは、これに勝ると思われます。

このような性質を持つ無垢のフローリングと床暖房を組み合わせるのは、無垢材にとって不利な条件を追加してしまうことになります。

かといって、床暖房もあきらめられないというときは、無垢のフローリングに影響が少しでも少ないシステムを選ぶことが必要です。

では、どのようなシステムの床暖房なら、無垢のフローリングに影響が少ないのか、おすすめのタイプをあげてみます。

1.低温水式(温水式)床暖房

ほとんどのメーカーは、低温式と表示していなくても40℃~55℃の低めの温水を使っている場合が多い。

・一般的な温水式床暖房が65℃~80℃の循環水を使うのと違って、40℃~55℃の低めの温水を使う

・床表面温度が24~29℃と低く、長時間座っていても肌との接触面が体温をこえることはない

・畳敷きの床にも使用可能

・好みの床材、例えば普通のムク材なども自由に使える

・ピアノや家具、電気製品などを自由に置くことができる

 (家具や電気製品などは、それぞれの置き場所についての注意事項を確認のこと)

2.電気ヒーター式床暖房

電気ヒーター式床暖房は、メーカーや種類により暖かさが違い、フローリングに接する部分の温度に差があるため、一概に無垢のフローリングとの相性を決めることはできません。

一度某メーカーの電気ヒーター式床暖房を採用した床の上を歩いてみたことがあるのですが、ほとんど暖かさは感じられませんでした。

工事は簡単で製品自体のコストも低く抑えられるのですが、床暖房の効果がどれだけあるかについてはショールームなどで実際に体感してから導入することをおすすめします。

(フローリングに対する影響というより、床暖房自体の性能の問題ですが・・・)

3.蓄熱式床暖房の特徴

蓄熱式床暖房は、ヒーティングパイプを加熱して蓄熱部分を温め、蓄熱部分の熱によって床を温める方式です。

蓄熱部分がモルタルや溶岩石、砂利などさまざまな材質があるため、それによってフローリングと接する面の温度は変わってきます。

パイプの温度やフローリング下の温度については、個々のメーカーに問い合わせる必要があります。

ヒーティングパイプの表面温度が60℃というメーカーもあります。

基本的に、蓄熱式床暖房はひと冬の間中スイッチ入れたままで使用するので、その間はずっとフローリングは温められた状態です。

なので、無垢のフローリングは、しっかり乾燥処理をして熱による変形が少ないものが適しています。

床暖房に適した無垢フローリングは?

◆床暖房用フローリングに求められる特性

・長時間にわたる放熱体からの熱に対して、極度の割れ、変形がないこと

 床暖房ではその方式によっては80℃もの熱負荷がかかり、過度に乾燥状態になります。

 それに耐えられる処理を施した製品であれば、床暖房の種類にかかわらず使用できることになります。

 床暖房対応商品といっても、どんな床暖房でテストをしたのかによっても性能は違います。

 低温水床暖房の注意書きには、特に床暖房対応のフローリングでなくても使用できるとしているところが多いのですが、フローリングのメーカーでも確認してみましょう。

◆樹種の違いで床暖房による変形に差はある?

 スギやヒノキなど柔らかい樹種は、クリやナラなどの固い樹種に比べると床暖房による変形は大きいように思われがちですが、変形の度合いは木の柔らかさで決まるわけではありません。

 変形の大きさは、柔らかさではなく、それぞれの木の性質によるものなのです。

 でも、素足で歩いた時の感触は、柔らかい樹種ほど暖かく、固い樹種ほど冷たく感じます。

 ここからは床暖房による変形についてではなく、足触りについてのお話になります。

 ウレタン塗装とオイル塗装を比較しても、暖かいと感じるかどうかは樹種によって決まり、塗装の種類によって差が生じるわけではありません。

 塗装の違いによる足触りを比べてみると、ウレタン塗装はつるっとしていて、オイル塗装はほぼ無塗装に近い感じになります。

 無垢のフローリングを選ぶのなら、ウレタン塗装は木の感触がほとんどなくなってしまっているので、オイル塗装をおすすめします。

◆フローリングの厚みによって変形に違いはある?

 基本的には、厚みがあるほど変形は少なくなります。

 ただし、厚いものほど価格が高く、表面が暖かくなるまで時間はかかります。

 また、施工の面でも、捨て張り材料(床暖房パネルを入れないところに敷く合板)も厚くなるためコストはアップします。

 

まとめ

無垢のフローリングを使う場合は、床暖房を採用するしないにかかわらず、無垢のフローリングの特性を知ってそれを受け入れることが大事です。

木は生き物なので、多少の変形や収縮は生じます。

それが納得できないなら、無垢のフローリングは使わないほうが賢明です。

床暖房を導入して無垢のフローリングを使うときも同じことです。

床暖房の熱により無垢のフローリングは乾燥してひび割れが生じたり収縮して隙間ができたりということは、覚悟しておくほうがいいでしょう。

ただし、少しでもそのような現象を少なくしたいのであれば、しっかり乾燥処理を施した無垢のフローリングを使い、低温水床暖房にするのがベストということになります。

これはあくまでこれ以上の対策はない、という組み合わせで、よほど神経質な方でなければそこまでしなくても大丈夫だと思いますが。

無垢の木の特性を理解したうえで床暖房と無垢のフローリングを選択すれば、きっと心地よい暖かさと気持ちのいい足触りを得られますよ。

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