生活手帳

一人暮らしをしてよかったこと、よくなかったことを経験からアドバイス

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これから一人暮らしをすることになったかた、一人暮らしに対して希望や不安をお持ちだと思います。

一人暮らしを始めるということは、「家族と離れて暮らす」ということです。

ちょっぴり覚悟がいりそうですね。

40年前になりますが、私も大学に通うために一人暮らしを始め、それから結婚するまでの約8年間、一人暮らしをしました。

一世代前のことになりますが、今の時代でも共通の部分がたくさんあると思います。

私の場合の一人暮らしをしてよかったこと、よくなかったことをお伝えします。

少しでも参考になることがあればうれしいく思います。

  

一人暮らしをしてよかったこと

 1.なんでも自分の意思で決めて行動できるようになった

 今では死語になった「スパルタ教育」で、実家にいるときは勉強以外のあらゆることに反対されて育ちました。

 親が決めたレールの上を走ったというよりは、親にわき道を遮断され、この道しかないという状況でした。

 一人暮らしになってからは、右に行くか左に行くか自分で考えて決められるようになり、ほんとにうれしく思いました。
 
 
 2.自分の身の回りのことをするだけでよくなった

 実家は自営業で忙しく、私は4人兄弟の一番上なので家族の食事を作ったり後片付けをすることがよくありました。

 一人暮らしになると、自分のことだけをやっていればよくなったので、家事はかえって楽になりました。
  
 
3.自分の部屋が持てた

 実家では自分だけの部屋を持っていなかったので、夜は皆が寝ている部屋の隅っこで勉強していました。

 
一人暮らしを始めてから1年間は、キッチンとトイレは共同で、お風呂もない下宿でした。

 2年目から3年間は、1軒の家を4人で借りたのでキッチンとトイレはやはり共同でしたが、だれにも気兼ねせずに過ごせる「自分だけの部屋」が持てたことは私には画期的でした。                                                                                                                                                       4.自分の生活費を自分の裁量でやりくりできる

 最低限の生活費は仕送りしてもらいましたが、家庭教師を3件掛け持ちしていたので少しずつ貯金もできて、旅行にも行きました。

 少ない生活費の中で何を節約して何に投資するか、自分で決められるのは、迷いながらも楽しい経験でした。

 5.友人と時間を気にせず話し込んだ

 実家では門限が極端に早かったので、ゆっくり友人と話すことができませんでした。

 一人暮らしで自由に友人と話せるようになって、はじめて「自分ってどんな人間?」について考えるようになりました。

 特に同じ下宿の友人とは、毎晩のように話しました。

 うわべのお付き合いではなく、相談にのったり相談にのってもらったり、本気で話し合いました。

 ずっと実家で生活していたら、自分について考える(つまり自分を客観的にみる)時期がもっと遅れていたのではないかと思います。

 

一人暮らしをしてよくなかったこと

 よかったことだけではなく、よくなかったこと、大変なこともありました。

 1.夜更かしになった

 何時まででも起きていられる環境になると、寝てしまうのがもったいなくて、つい夜更かしをするようになってしまいました。

 このころの生活パターンが根っこに残っていて、今でも寝るのが遅くなってしまいます。

 2.病気になったりけがをしたりしたとき不便

 一人暮らしで唯一のデメリットは、寝込んだときに身の回りのことをしてくれる人がいないということですね。

 買物や食事を作るのも、自分がやらなければ食べることもできなません。

 私も、風邪をひいて少し熱があるのにバスケ部の練習をしていて、こじらせてしまい、気管支炎になったことがありました。

 その時は、友人が食べ物やお花を持ってきてくれて、ほんとに嬉しかったのを覚えています。

 
 ひざをけがしてしまい、手術もしました。

 この時も、下宿の友人が差し入れを持ってお見舞いに来てくれました。

 退院のときは、同じクラスの友人が迎えに来てくれて、下宿まで送ってくれました。

 
 やさしい友人に恵まれて、なんとかピンチを乗り切ることができました。

  
 自分の体調を自分で管理することも一人暮らしではとても大事なことです。

 ちょっと無理をしていても、誰もセーブしてくれませんからね。

 
3.こまめに掃除しないと部屋が汚れてくる

 こまめに掃除をしないとあちこちに埃がたまります。

 自分の部屋を掃除するのは自分しかいません。

 実家はきれいだったなあと思い出し、親のありがたさがわかりました。

まとめ

一人暮らしをするようになって、それまであれこれダメ出しをしていた親が、急に何も言わなくなりました。

離れて暮らすようになると目が届かなくなって、いろんなことが気にならなくなったのかもしれません。

親元を離れたら子育ては終わりで、それまでの育て方に自信があるのだろうか、とも考えました。

どちらにしても、親元を離れて一人暮らしをすることは、親離れをして自立することなのだと思います。

一人暮らしは、自分で自分の生活を管理すること、自分を見つめなおすこと、の二つを実践する最高のチャンスです。

一人暮らしによって大きく成長されることを期待します。

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