3月に入るとふきのとうが顔を出してきます。
今年は寒かったので少し遅く、やっと収穫できました。
我が家では、油の採りすぎ防止のため
揚げ物は2~3週間に一度くらいにしているのですが
ふきのとうを収穫したら必ず天ぷらを作っています。
ふきのとうはとってもおいしいけれど、メインのおかずにはならないので
鶏むね肉に下味をつけて一緒に天ぷらにしました。
ふきのとうがなくても、鶏むね肉の天ぷらだけでもとってもおいしいので
よかったら作ってみてくださいね。
味付け鶏むね肉の天ぷらの材料
(3~4人分)
鶏むね肉 大1枚(約300ℊ)
〈下味〉
・梅干し 1~2個 *1
・料理酒 小さじ2
・しょうゆ 小さじ2
・塩 小さじ1/4 *2
〈天ぷらの衣〉 *3
☆冷水 150㏄
☆薄力粉 70ℊ
ふきのとう 15個くらい
*1 梅干しは種を除いてたたいてペースト状にしておきます
*2 塩は梅干しの塩加減によって調節してください
使った梅干しはかなり塩分控えめなのに
塩を入れなかったので、味が少し薄めでした
*3 この分量でふきのとうと鶏むね肉を全部揚げて
少し残りました
☆ふきのとうは味をつけていないので、塩か天つゆで食べてください。
天つゆは以下の配合で2~3分煮立たせてアルコールを飛ばして出来上がり。
〈天つゆ〉
だし汁 100㏄
(または水100㏄+和風顆粒だしの素小さじ1/3)
みりん 大さじ2弱(25㏄)
しょうゆ 大さじ2弱(25㏄)
味付け鶏むね肉の天ぷらの作り方
1.ふきのとうは洗ってゴミや黒っぽい葉を取り除きます。
2.鶏むね肉は皮を取り、繊維に直行に厚さ1センチくらいのそぎ切りにしてから
幅2センチ、長さ4センチくらいに細長く切ります。
3.鶏むね肉をボールに入れ、〈下味〉の梅干し、料理酒、しょうゆ、塩を入れて
よく混ぜて5分ほど置きます。
4.衣を作ります。
別の容器に氷と水を入れて冷水を作って衣のボールに150㏄を量り入れ
氷を一かけ入れます。
薄力粉を入れてざっと混ぜます。
この時、薄力粉はダマが残っていてもかまわないので
混ぜすぎないようにしてください。
このくらい混ざればOKです。
5.ポリ袋に薄力粉を大さじ2くらい入れてふきのとうを入れ
袋の口をしっかりねじって持って振り、ふきのとうに薄力粉をまぶします。
このあたりで揚げ油の準備をします。
温度の設定ができるなら180度にして加熱を始めます。
ふきのとうに薄力粉がまんべんなくつきました。
6.同じポリ袋に薄力粉を大さじ3ほど入れて鶏むね肉を入れ
ふきのとうと同じように薄力粉をまぶします。
この時、ポリ袋に鶏肉を一度に入れずに少しずつ入れて振り
粉がついたら取り出すことを繰り返した方が粉を付けやすいです。
粉が足りなくなったらその都度足してください。
この画像は手抜きをして鶏肉を全部入れて振ったので
鶏肉がくっついてしまい、ばらばらにするのに手間がかかりました。
7.衣にふきのとうを入れて混ぜます。
こんな感じで衣がしっかりついたら一つずつ揚げ油に落としていきます。
8.油に落としてから30秒くらいはさわらずに待ちます。
衣が固くなったら時々返しながら、2分ほどかけて揚げます。
9.衣がカリッとしたらペーパータオルの上にとり、油を切ります。
できるだけ立てておくようにすると、ベタっとなりにくいです。
10.薄力粉をまぶした鶏肉を少しずつ衣に入れ
くっついていたらばらばらにしながら衣をつけます。
11.鶏肉を揚げ油に入れ、ふきのとうと同じようにして
2~3分くらい揚げます。
12.むね肉は火を通し過ぎないほうがおいしいので
揚げ過ぎないようにしてください。
細長く切っているので割と早く火が通ります。
13.ふきのとうと鶏肉を盛り合わせます。
鶏肉は味がついているのでそのまま食べてもおいしいのですが
ふきのとうは塩か天つゆにつけて食べてください。
14.ちょうどお土産のお蕎麦があったので、天ぷらそばにしていただきました。
まとめ
天ぷらをおいしく揚げるにはちょっとしたコツがあります。
でも、家庭で揚げる天ぷらなので、専門店のような出来上がりは期待せずに
衣がベタっとならずにサクサクにあげることを目指していきましょう。
1.衣の水はとにかく冷たく!
私は衣のボールに小さな氷を一つ入れています。
それだけで水が温まりにくいのでおすすめです。
衣が徐々に水っぽくなってしまいそうに思うのですが
薄力粉をまぶした具材を衣に入れるので、ちょうどいい感じになります。
2.衣は混ぜすぎない。
粉の小さなかたまりが残っていても大丈夫です。
気にせずに具材に絡ませて揚げて大丈夫です。
3.衣の濃度に注意
衣がドロッとしすぎていると、どうしてもお団子っぽい
揚げ上がりになってしまいます。
薄めの衣にして、衣が付きやすいように
具材に薄力粉をまんべんなくまぶします。
4.大量に揚げるときは、衣が粘り気が出ないように
最初に全部の衣を作らずに、2~3回に分けて衣を作って下さい。
こうすると、最後まで衣をさらっとした状態に保つことができます。
以上のコツは、自分で天ぷらを揚げるときに感じたことです。
天ぷら全体に共通して言えることなので、よかったら試してみてください。