生活手帳

熱中症の予防と治療に効果的な飲み物は?自分で作ることはできる?そのレシピは?

スポンサードリンク

熱中症の予防と治療には飲み物が欠かせませんが、どんな飲み物が効果が大きいのでしょうか。

効果的な飲み物が分かっていれば、それを意識的に飲むようにすれば、熱中症対策になります。

そこで、熱中症の基本的な知識と予防策・処置方法、熱中症対策に最適な飲み物について説明します。

  

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿な環境におかれた時、私たちの身体がうまく適応できないことで起きるさまざまな症状の総称です。

(すべての症状があらわれるわけではありません)

○第1段階

・めまいや立ちくらみ

・顔がほてる

・ 一時的に意識が遠のく

・腹痛

○第2段階

・筋肉痛

・手足の筋肉がつる

・手足のしびれ

・熱けいれん

 熱中症による場合は、全身ではなく、部分的に起きます

・体がだるい

・吐き気・嘔吐

・頭痛

・異常に汗が出る、または汗をかかない

・体温が高い

○第3段階(医師の診察が必要)

・呼びかけに反応が鈍い、またはおかしな返答をする

・まっすぐに歩けない

○第4段階(危険な状態)

・呼びかけに反応しない

・自分でうまく水分が飲めない

熱中症の基本的な予防策は?

○暑さに負けない体を作る

・本格的に暑くなる前から、適度な運動をして、栄養を考えた食事・十分な睡眠をとる

・水分をこまめにとる

・適度な塩分をとる

○毎日の生活の中で暑さに対する工夫をする

・気温と湿度をいつも把握しておく

・室内環境を快適に保つ

・涼しい服を着る

○暑いところに出るときには特に注意

・飲み物を持参してこまめに飲む

・体調に注意し、適度に休憩する

熱中症の基本的な処置方法は?

○涼しいところへ移動して横になって休む

○体を冷やす

・服をできるだけ開けて風を通す

・保冷剤や濡らしたタオルなどで首や脇、足の付け根を冷やす

○水分と塩分をとる

(注)飲み物については次章を参照

熱中症に最適な飲み物は?

熱中症対策として必ず水分補給が挙げられますが、水分を補給するだけでは不十分なのです。

熱中症では、水分だけでなく、汗となって塩分( Na などの電解質)も失われます。

ですから、熱中症の予防・処置としては、水分の補給とともにNaなどの電解質も同時にとることが大切です。

以上のことから考えると、おすすめの飲み物は以下のようになります。

(おすすめ順に紹介)

◆熱中症の治療には?

1.経口補水液

熱中症の疑いのあるときには、塩分と水分が適切に配合された経口補水液がベストということになります。

日本では、経口補水液オーエスワン(OS-1)が普及しています。
経口補水液オーエスワン(OS-1)

また、小児用としてはアクアライト ORSも発売されています。
アクアライト ORS

2.手作りのスポーツドリンク

水分とともに塩分が摂れる飲み物です。

水分を効率よく吸収するためには、塩分と糖分が含まれていることが必要です。

飲みやすいようにレモン汁を加えていますが、お好みで省いてもかまいません。

☆手作りのスポーツドリンクの配合

 水:1L

 塩:1~2g

 砂糖:大さじ2~4(20g~40g)

 レモン汁:大さじ1~2

3.市販のスポーツドリンク

経口補水液がない場合は、市販のスポーツドリンクでも十分効果があります。

熱くなる前に、常備しておきましょう。

◆熱中症予防には?

1.経口補水液

熱中症予防に際しても、塩分と水分が適切に配合された経口補水液は有効です。

2.手作りのスポーツドリンク

3.市販のスポーツドリンク

予防という意味なら、緊急性がないため、市販のスポーツドリンクで十分です。

熱くなる前に、常備しておきましょう。

4.梅昆布茶、味噌汁など

ミネラル、塩分が豊富に含まれているので熱中症の予防には有効です。
 

まとめ

熱中症対策の中で最も大切な方法の一つ、水分補給について以下のことがわかりました。

○熱中症の予防・応急処置ともに、水分だけでなく塩分( Na などの電解質)も摂る必要がある

○水よりもスポーツドリンクのほうが、有効に水分を吸収できる。

○スポーツドリンクと同じ効果があるものを手作りすることができる。

○予防には、梅昆布茶や味噌汁なども効果がある。

普段から丈夫な体を作る努力をするとともに、適切な飲み物を摂って熱中症に備えましょう。

子供の熱中症のサインは?早期発見と処置で早期回復を!予防法も紹介します

赤ちゃんの熱中症の原因と症状は?予防策といざという時の対応は?

スポンサードリンク