生活手帳

お子さんがよく熱を出しませんか?病弱だった息子が元気になった体験談をお話します

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お子さんがよく熱を出すと、お母さんはとても心配ですね。

うちの子も、小さい頃はよく高熱を出しました。

それが長引いてぐったりしてしまい、小児科で点滴を受けたこともあります。

一人目の子供だったので分からないことも多く、そんな中で子供がよく高熱を出すと、とても不安になりました。

毎日、早く熱が下がってほしいと願いながら過ごしていたものです。

そんな息子も、大人になった今では、弱かった子供時代が嘘のように元気になって頑張っています。

お子さんがよく熱を出して悩んでおられるお母さんの不安が少しでも軽くなるようにと願って、うちの子供(息子)の経験談をお話します。

大変な時期を乗り越えるために、ほんの少しでも手助けになればうれしく思います。

 

保育園のころ

 うちの子供が2~4歳のころ、体格はいいのに体が弱く、よく熱を出しました。

 一度熱が出るとすぐに高くなり、39℃以上になったことも何度もあります。

 「親が心配そうにしていると子供は余計に不安になる」とよくいいますが、そんな状態が続くと心配にならずにはいられません。

 今思うと、子供もそんな様子を感じとって、不安でいっぱいだったのだろうと思います。

 いったん熱が出ると高熱が3~4日続き、だんだん元気がなくなっていくという状況は何度も経験しました。

 高熱が続いて最初に受診した総合病院の小児科では、長時間待ってやっと診てもらったのに、何の治療もしてもらえませんでした。

 ぐったりした子供の様子をみても、「子供の自分で治ろうとする力を信じましょう」と言うのです。

 このままではますます悪くなると思い、その足で、丁寧に診てくれると聞いたことがある小児科に行きました。

 待合室には何人ものお子さんが待っていましたが、ぐったりした子供の様子を見てすぐに診察してくださいました。

 そして、すぐに点滴をして下さって、子どもは少しづつ元気になっていきました。

 それ以来、この小児科で診ていただいています。

 それからも、息子はよく熱を出し、高熱が続くとだんだんと元気がなくなり、食事もあまり食べてくれません。

 好きなものを食べさせようとしても、「いらない」というばかりでした。

 そんな時は解熱剤(座薬)を入れましたが、効果が切れてくるとまた熱が上がり、次に入れてもいい時間を待ってまた座薬を入れるということを繰り返していました。

 そのうちに何とか熱が下がり、やっと保育園に行くようになって、しばらくするとまた熱を出すという状態でした。

 あまりに頻繁に熱を出すので、かかりつけの小児科の先生に「完全に治りきっていないからすぐに熱を出すのでしょうか」と尋ねたことがありました。

 すると、先生は、「なおっているが、また新たにかかっている」とおっしゃいました。

 その先生は大変慎重な方で、うちの子の熱が下がっても、必ず血沈の値を確かめてから「もう大丈夫」と言ってくださっていたので、確かに治ってからまた次の風邪をひいていたのです。

 大きくなるにつれて、少しずつ熱を出す回数は減っていき、高熱を出す期間も短くなっていきましたが、それでも同じ年代の他のお子さんと比べると、よく熱を出しました。

 熱だけではなく、うちの息子は喘息の発作もよく起こしました。

 風邪をひくと、その風邪は軽くてすぐに治っても、そのあと必ず喘息になりました。

 それでまたしばらく安静にしていなければなりませんでした。

 2歳ごろからスイミングのベビーのクラスに通い始めていたのですが、熱を出してお休みしてばかりで続けられず、残念ながらやめてしまいました。

小学生のころ

 小学校に入ると、保育園時代と比べるとずいぶん強くなり、熱を出す回数も普通のお子さんより少し多いかなというくらいになりました。

 スイミングにも再び通えるようになりました。

 中学年までは時々熱を出し、喘息にもなりましたが、小学校を卒業するころには、ほとんど高熱を出すこともなく、喘息もほとんど起こさなくなっていました。

 

中学生・高校生・大学生~社会人の現在まで

 中学生のころには、保育園時代の病弱だった息子はすっかり別人になり、人並みに丈夫な体になっていました。

 一度だけ、ずいぶん心配したことがありました。

 それは、高校の入学式直前に、溶連菌感染症になった時です。

 高校から家を出て下宿することになり、引っ越しを終えて息子一人を下宿において自宅に戻った数日後、息子から電話がかかってきました。

 「喉がすごく痛くて飲み物も飲み込めない」というのです。

 すぐにはいけない距離だったので、電話ですぐに病院に行くよう指示して、報告を待っていました。

 すると、「溶連菌感染症」という幼児がかかる病気になったということで、状況がわかり治療を始めたということで、ほっとしました。

 

まとめ

あとから考えると、息子はほんとによく熱を出しましたが、その熱はただの風邪(または風邪を少しこじらせていた)を繰り返していたようです。

一度だけおたふく風邪の後に肺炎になり、点滴に通ったことはありましたが。

当時は「どうしてこの子はこんなに体が弱いのだろう。長く生きられないのではないだろうか。」と本気で悩んだこともありました。

それほど体が弱かった息子が今ではすっかり丈夫になり、独立して元気で頑張っています。

今、子育ての真っ最中で、お子さんの発熱に悩んでいるお母さん、心配しなくても大丈夫です。

信頼できる小児科の先生に経過を見てもらっていれば、異変があればすぐに対処してもらえます。

うちのように弱い子供も、大きくなるにつれて丈夫になっていきます。

お子さんを信じて、おおらかな心持ちで見守ってあげてください。

子どもの風邪について詳しくはこちら

子供の風邪の診断と治療で気をつけることは?いつ受診するべきかについても説明します

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