引っ越しをすることがきまったあなた、たくさんの家具や荷物を前に、どうやって片づけよう と途方に暮れていませんか。
ただ眺めているだけではどうしたらいいかわからなくても、始めにタイムスケジュールを決めてひとつずつ片づけていくと、進捗状況も把握できて不安なく作業を進めることができます。
ここでは、主に荷造りの手順を中心に、効率のよい作業の進め方や荷造りの方法をお伝えします。
荷造りに必要な道具・資材
・ガムテープ:重ねて張ってもはがれない布テープがおすすめ
・ビニールテープ:電気の線をまとめるときなどに使います
・養生テープ:ガムテープより粘着性が弱いので、後ではがすときにはがしやすい ホームセンターで売っています
・油性マジック:1本で太い線と細い線が描けるものが便利 赤があればワレモノ表記に使います
・ごみ捨て用の大きいポリ袋、スーパーの袋:軽くてかさばる衣類などをまとめたり、液体の入った容器を入れます
・カッター、ハサミ
・荷造り用のビニールひも
・工具:ドライバーなど基本的なもの 家具などの解体に必要な場合があります
・軍手、ゴム手袋:けが防止に 滑り止めが付いた軍手が荷物を運びやすい
2.梱包資材
・ダンボール:大小2~3種類必要 入れる荷物によって使い分けます
・プチプチ:こわれものを包む
・新聞紙:プチプチの代用品 こわれものを包む
・古きれ、古シーツなど:緩衝材の代用や大きなものを梱包するときに使います
・布団袋:布団はこれに入れるのが一番運びやすい
布団圧縮袋があればそれも使用します
(注)1 引っ越し業者によっては、以下の梱包資材を提供してくれるところがあります
打ち合わせ時に確認しておきましょう
・食器入れ:布状の緩衝材で仕切ってある箱 ワレモノもそのまま入れられます
(レンタル)
・ハンガーボックス:ハンガーにかかった洋服をそのまま運べる (レンタル)
・ダンボール、ガムテープ:数に制限があるかもしれませんが、引っ越し業者が無料でくれる場合が多いので確認する
不足分は、スーパーなどで無料でもらえるのでそちらで確保しておく
(注)2 ダンボールやガムテープが荷造りの途中で足りなくなる場合が多いので、多めに用意しておく
ある引っ越し業者の調査によると、荷造りで使用したダンボールの平均個数は・・・
一人暮らしで20個 家族で45個
荷造りの手順
◆ まず始めに・・・
ダンボールの組み立て方の注意点
・底を互い違いに重ねて組まない
(こうすると中心から開いてくる恐れがあります)
・底のテープは十文字に張る
◆ 片づけの手順
1.部屋ごとにグループ分けをして、グループごとに作業スペースと置き場所を確保する
2.各グループで、すぐ使うもの,しばらく使わないもの,毎日使うものなど使用頻度で分ける
3.しばらく使わないものからダンボールに詰めていく
たとえば、シーズンオフの衣類,来客用の布団,買い置きの洗剤,缶詰,来客用の食器など
4.引っ越しまでに使うかもしれないものをダンボールに詰める
使うことになった時は、この段ボールから取り出し、使い終わったらまたダンボールに戻してテープを張る
5.引っ越し前夜にすべての荷物をダンボールに詰める
どうしても当日使うもの以外を、前日のうちにダンボールに詰めてしまいましょう
当日の食事は、コンビニで手配するなどすれば、食器や調理器具はほとんど使わないので、当日の箱詰めは少なくて済みます。
最後まで使っていたものは新居でも最初に使うので、わかるようにしておきましょう。
6.梱包したダンボールには、以下のことを記入する。
・荷物の中身
・搬入先の部屋名(1,2階の区別も)
・ワレモノ 等の注意書き(赤のマジックで書くと目立ちます)
・荷物の通し番号
新居の片づけの手順
◆ まず、引っ越し業と打ち合わせ
・大型の家具などの置き場所を支持
・ダンボールに記入してある部屋名がどの部屋か説明
1.大型ですぐに必要な電化製品や家具,たとえば冷蔵庫,カップボード,ベッドなどから配置する
これらは、引っ越し前に配置を決定しておき、引っ越しの時業者に決まった位置に配置してもらう
こうしておけば、寝るスペースや片づけるスペースが確保される
次に、棚板などをセットしていく。
そうすれば、ダンボールの中身をすぐに定位置に収納できる。
2.ダンボールを決められた部屋に運び入れる
各部屋の隅にまとめて置く
3.すぐに使うものから片づけ始める
すぐに使うものとは・・・
布団
カーテン
すぐ着る服
洗面用具
トイレットペーパー
ごみ袋
冷暖房機器(季節によって)
台所用品
◆ ダンボールの荷ほどきのコツ
・ダンボールを片づける家具などの近くに運び、ダンボールから出してそのまま定位置に収納していく
・ダンボールはできるだけひとつずつ片づけていき、中身を出し終わったらすぐに折りたたむ
たたんだダンボールは荷造りひもでくくって地域のごみ出しの決まりにしたがって出します
地域によってはリサイクルのため別に収集しているかもしれないので、地元のかたに確認しましょう
まとめ
引っ越しの片づけは、取りかかる前の全体計画を綿密にたてているかどうかで、手間が大きく違ってきます。
引っ越しはただでさえ大変な作業量なので、少しでも効率よく作業が進められるように、始めの計画をしっかり時間をかけて検討したいですね。
そのためには、引っ越しが決まれば、取りかかれるところはすぐにでもやり始めて、無理のない引っ越しができるようにしましょう。
引っ越しの手続きの詳細についてはこちら http://seikatutecyou.com/277.htm1