降水量って?特別警報って?気象情報と取るべき行動についてわかりやすく解説!

土砂崩れ
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気象庁では、大雨による川の氾濫や土砂災害から身を守るために

様々な予報や警報などを発表してくれています。

危険度や警戒レベルにも段階があったり

様々な用語がニュースにあふれています。

命に係わるかもしれない自然災害に対して

どう対応したらいいのか正確に判断するために

情報を整理しておきたいと思い

主に、気象庁が発表する情報についてまとめてみました。

できるだけわかりやすくと心がけてまとめましたので

ぜひお読みいただき、防災に生かしてくださいね。

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雨に関する気象用語について

ニュースを見ていると、様々な気象用語が飛び交っています。

例えば、雨の降り方についても、「強い雨」や「激しい雨」など

いろんな表現があります。

ここでは、よく出てくる雨に関する重要な気象用語の意味について

わかりやすく説明します。

降水量とは何ですか? 降水量を「ミリ」で表すのはなぜですか?

降水量は、降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さで

mm(ミリメートル)で表しています。

例えば、「1時間で100ミリの降水量」は降った雨がそのままたまった場合

1時間で雨が水深10cmとなるということです。

では、降水量の単位は正確にはミリメートルなのですが

「メートル」を省略して「ミリ」といっているのは、なぜでしょうか?

それは、気象情報では「ミリ」と短くしても誰もが理解でき

報道の特性上、言葉を短くする方が都合がよいからです。

降水量は、いつ降った雨の量ですか?

降水量は、観測時刻までの一定の時間(1時間、10分間など)に降った雨の量を表します。

アメダスのページでは前1時間の降水量を示していて

「12時の降水量」として表示されている数値は

11時00分から12時00分までの降水量です。

「激しい雨」、「猛烈な雨」など、雨の強さを表す用語はそれぞれどのくらいの雨のことですか?

気象庁では、私たちがわかりやすいように

雨の強さを5段階に分類して伝えています。

それぞれの雨の強さについて、具体的にわかりやすく説明した

気象庁の表がありますので紹介します。

雨の強さと降り方

(平成12年8月作成)、(平成14年1月一部改正)、(平成29年3月一部改正)、(平成29年9月一部改正)

1時間雨量
(mm)
予報用語 人の受ける

イメージ

人への影響 屋内
(木造住宅を想定)
屋外の様子 車に乗っていて
10以上~
20未満
やや強い雨 ザーザーと降る 地面からの跳ね返りで足元がぬれる 雨の音で話し声が良く聞き取れない 地面一面に水たまりができる
20以上~
30未満
強い雨 どしゃ降り 傘をさしていてもぬれる 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく ワイパーを速くしても見づらい
30以上~
50未満
激しい雨 バケツをひっくり返したように降る 道路が川のようになる 高速走行時、車輪と路面の間に水膜が生じブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)
50以上~
80未満
非常に
激しい雨
滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 傘は全く役に立たなくなる 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 車の運転は危険
80以上~ 猛烈な雨 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる

出典:気象庁ホームページ

気象庁の警報・注意報などの防災気象情報が発表されたらどうしたらいいの?

気象庁は、大雨や暴風などによって発生する災害を防いだり少しでも軽くするため

気象警報・注意報、気象情報などの防災気象情報を発表しています。

これらの情報は、防災関係機関の活動を支援したり

住民が避難したりする際の判断の助けとなるように

災害が起きる危険性があると予想される数日前から

早期注意情報や「気象情報」を発表しています。

その後も、危険度が高くなると段階的に最新の情報を発表しています。

気象庁では、対象となる現象や災害の内容によって

以下のように6種類の特別警報、7種類の警報、16種類の注意報

4種類の早期注意情報(警報級の可能性)を発表しています。

では、そのような警報や注意報は、どんなときに発表されるのでしょうか?

大雨による被害は、単に川が氾濫するなどの水の被害だけではありません。

大雨が降ると、土砂崩れなどの災害が引き起こされることもあります。

雨水は上流から下流に流れるため、下流ではあまり雨が降っていなくても

上流で振った大雨のために土砂が下流の地域に流されてくる危険性があります。

なので、現在その地域で雨があまり降っていないからといって安心はできません。

その観点から、平成20年5月28日より、大雨、洪水警報・注意報の基準に

土砂災害や水害 の発生と対応のよい新たな指標(土壌雨量指数、流域雨量指数)を

導入しました。

上流域に降る雨の量や流下による時間差を考慮した

流域雨量指数を新たに基準に用い ることにより

洪水害発生の危険度をより高い確度で

とらえられるようになりました。

詳しくは、
大雨特別警報の「位置づけ・役割」と、とるべき行動を参照

また、気象庁は、2019年7月10日から

大雨災害の危険度について10分ごとに計算・発表する

大雨危険度通知」のデータ配信を始めています。

詳しくはこちら。

大雨危険度

「キキクル」って何?

「キキクル」とは、気象庁が発表する大雨による災害発生の危険度の高まりを

地図上で確認できる「危険度分布」のことを指し

10分ごとに更新されます。

「キキクル」には、以下のように3種類に分けて表記されます。

大雨警報(土砂災害)の危険度分布  ⇒ 土砂キキクル

大雨警報(浸水害)の危険度分布   ⇒ 浸水キキクル

洪水警報の危険度分布        ⇒ 洪水キキクル

防災気象情報と警戒レベルとの対応について

災害時に、住民がどう行動したらいいかわかりやすいように

自治体から5段階の警戒レベルを明記して

防災情報が提供されることになっています。

避難の際には、あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず

自分の判断でより安全な場所に避難することが必要になってきます。

川や崖から少しでも離れた、近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど

その時点で最善の安全確保行動をとることが重要です。

 

出典:気象庁ホームページ

防災気象情報をもとにとるべき行動と、相当する警戒レベルについて

それぞれの情報が発せられたとき、どうすればいいかを以下の表で確認してください。

情報 とるべき行動 警戒レベル
 地元の自治体が警戒レベル5緊急安全確保を発令する判断材料となる情報です。災害が発生又は切迫していることを示す警戒レベル5に相当します。
何らかの災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況となっています。命の危険が迫っているため直ちに身の安全を確保してください。
警戒レベル5相当
 地元の自治体が警戒レベル4避難指示を発令する目安となる情報です。危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4に相当します。
災害が想定されている区域等では、自治体からの避難指示の発令に留意するとともに、避難指示が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
警戒レベル4相当
 地元の自治体が警戒レベル3高齢者等避難を発令する目安となる情報です。高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。
災害が想定されている区域等では、自治体からの高齢者等避難の発令に留意するとともに、高齢者等以外の方もキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて避難の準備をしたり自ら避難の判断をしたりしてください。
警戒レベル3相当
 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2に相当します。
ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル2相当
 避難行動の確認が必要とされる警戒レベル2です。
ハザードマップ等により、災害が想定されている区域や避難先、避難経路を確認してください。
警戒レベル2
 災害への心構えを高める必要があることを示す警戒レベル1です。
最新の防災気象情報等に留意するなど、災害への心構えを高めてください。
警戒レベル1

※1 夜間~翌日早朝に大雨警報(土砂災害)に切り替える可能性が高い注意報は

高齢者等は危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル3に相当します。

     出典:気象庁ホームページ

詳しくは「気象警報・注意報の種類」「早期注意情報(警報級の可能性)」

参照してください。

まとめ

大雨などの非常時には多くの情報が飛び交いますが

それらの中で正しい情報を選択することはとても大事です。

自分の身を守る行動を起こすための判断は

正しい情報に基づかなければなりません。

普段から、気象庁の気象情報や自治体が発信するハザードマップを

こまめにチェックしておき

いざというときの身を守る行動に生かしましょう。

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