焼いてソースをかけるハンバーグはよく作るのですが
時々ちょっと豪華な煮込みハンバーグが食べたくなって
作ってみることがあります。
この煮込みハンバーグは、特別な調味料は使っていないのに
缶詰のドミグラスソースで煮込んだようなコクのある
リッチなソースが出来上がるので、おすすめのレシピです。
きょうはごちそうを作ってみようかなというとき
よかったら作ってみてくださいね。
煮込みハンバーグの材料
(4人分)
〈肉だね〉
あいびきミンチ 360~400ℊ
玉ねぎ 大1/2個
卵 1個
パン粉 1/2カップ
牛乳 50㏄
塩 小さじ1/3
コショウ 少々
〈ソース〉
玉ねぎ 1/2個
しめじ 1パック(80ℊ)
バター 20ℊ
水 100㏄
赤ワイン 100㏄ *
薄力粉 大さじ3
トマトケチャップ 大さじ6
ウスターソース 大さじ3
砂糖 大さじ1強
顆粒コンソメ 小さじ2
* 赤ワインがなければ水50㏄に替えてください。
水の量:100+50=150㏄
その場合、ウスターソースを大さじ3→大さじ6にしてください。
煮込みハンバーグの作り方
1.肉だね用の玉ねぎはみじん切りにします。
電子レンジにかけられるお皿に玉ねぎを薄く広げていれ
ふわっとラップをかけて電子レンジ600Wで2分加熱します。
時間がないときは、玉ねぎを生のままミンチに混ぜても大丈夫です。
2分加熱した状態です。
このまま玉ねぎが室温になるまで冷まします。
2.玉ねぎを冷ます間にソースの準備をします。
ソース用の玉ねぎを1センチ幅のくし形切りにします。
しめじは小房に分けます。
すごく大きいものがあれば縦に半分に割きます。
3.肉だねの準備の続きです。
分量のパン粉を量ります。
パン粉に分量の牛乳を加えて混ぜておきます。
4.ボールにミンチ、玉ねぎ、卵、パン粉、塩、コショウを入れて
粘りが出るまでよく混ぜます。
このようになめらかな状態なるまで混ぜてください。
ボールの中でだいたい4等分に手で筋を入れて分けます。
5.フライパンを中火で熱し、ハンバーグのタネを小判型に成形して
真ん中を少しくぼませ、直接フライパンに並べていきます。
このフライパンは直径26センチです。
最初の1分くらいは強めの中火、その後は弱めの中火で3分ほど焼きます。
下になる面に焦げ目がついて固まってきたら返します。
もう一面も少し焦げ目がついてハンバーグが全体に固まったら
取り出します。
これから煮込むので、中まで火が通っていなくても大丈夫。
煮込むときにくずれないように周りが固まっていればOKです。
6.ハンバーグを焼いたフライパンを中火で熱し
バターを入れて溶かします。
濃い茶色のソースになるので、少しぐらい焦げ付きがあっても大丈夫です。
7.ソース用の玉ねぎを入れて中火で炒めます。
玉ねぎが透明になって少し色づくまで炒めます。
8.しめじを加えて炒めます。
9.ソース用の野菜をいためている間にソースの調味料を合わせておきます。
先にトマトケチャップ、ウスターソース、砂糖、コンソメを混ぜ合わせ
水と赤ワインを少しずつ加えて混ぜ合わせます。
しめじがしんなりしたらOKです。
この画像は薄力粉を入れずに作っていますが
薄力粉を入れたほうが短時間でとろみがつくので
入れるほうで説明します。
しめじがしんなりしたら薄力粉を全体に振り入れ、なじむまで混ぜます。
ソースの調味料を最初は100㏄くらい加えて木べらで混ぜ
薄力粉が均等に混ざったら残りの調味料の半分くらいを入れて混ぜ
最後に残りの調味料を全部入れてよく混ぜます。
10.取り出しておいたハンバーグをフライパンに戻し、中火で加熱します。
ここでは、ハンバーグを焼いたフライパンは鉄製でソースがさらに黒っぽくなるので
煮込むときはあまり色がつかないこのフライパンを使っています。
鉄製ではないテフロン加工などのフライパンなら
そのままソースを作って煮込んでください。
片面6分くらい煮込んだら上下を返してさらに6分ほど煮込みます。
ソースがとろりとしてハンバーグに絡んだら出来上がり。
火加減によって煮詰まり具合が変わる場合があるので
煮込み時間よりもソースのとろみ具合を見て
出来上がりを判断してください。
ハンバーグとソースをお皿に盛ります。
ソースがたっぷりなので、ご飯にかけてもパスタを添えてもおいしいです。
まとめ
煮込みハンバーグはソースの味が決め手。
おいしい煮込みハンバーグを作るコツは
1.ハンバーグは煮くずれしない程度にしっかり固まるまで焼くこと。
2.ソース用の玉ねぎは少し色づくまで炒めるとコクが出ます。
3.ソースは、薄力粉をなじませたら混ぜ合わせた調味料を
一度に入れずに何度かに分けて加えたほうがだまになりにくいです。
4.ハンバーグを煮込む時、とろみがついてくると焦げやすくなるので
時々底から混ぜて焦げ付いていないか確認してください。
いつもご紹介する簡単レシピよりは少し手間がかかるかもしれませんが
手間をかけるだけはあると思えるお味なので
よかったらチャレンジしてみてくださいね。