風邪などとは違って、乗り物酔いは予想ができるので、事前に対策をしておくことができます。
その一つが乗り物酔いの薬を飲んでおくことです。
薬を飲んでいるという精神的な安心感もあって、効果は認められています。
ここでは、乗り物酔いのメカニズムを簡単に説明して、乗り物酔いの薬がどのように作用して効果があるのか、副作用はないのかについてまとめました。
さらに、薬の選び方と選ぶ際の注意事項について説明し、市販の乗り物酔いの薬も紹介します。
乗り物酔いはなぜ起きる?
◆乗り物酔いは、三半規管と視覚の感覚の違いが原因で起こる
電車や車に乗っている時、視覚は窓の外を流れる景色で自分の状態を把握します。
一方、三半規管は振動や体感によって体の状態を把握します。
この時、視覚と三半規管との感じ方にずれが生じる場合があります。
そうなると、脳が混乱して自分の体の状態を把握できなくなり、気分が悪くなるのです。
(注)脳の働きが未完成の3~4歳未満の乳幼児と、脳の老化が始まる老人は酔いにくいようです。
乗り物酔いの薬は効果があるの?どんな成分が含まれているの?副作用は?
◆乗り物酔いの薬の効果は?
酔い止め薬は気分が悪くなった後でもすぐに飲めば効果があります。
最も効果的なのは、乗り物に乗る30分から1時間前に飲むことだと言われています。
また、乗り物酔いは心理的な要因も大きく影響するので、酔い止め薬は不安を和らげるという目的でも使われます。
◆乗り物酔いの薬にはどのようなものがあるの?
・一般用医薬品の酔い止めには子供用と大人用があり、含まれる薬の成分が同じ場合は、子供用は含有量が少なくなっています。
(注)子供用と大人用で、成分が違うものもあります。
・薬の形:錠剤・液剤・チュアブル剤(口の中ですぐに溶けるタイプ)などいろんなタイプがあります。
チュアブル剤は持ち運びしやすく水なしでも飲めるので便利です。
○乗り物酔いに使う薬の主な成分は次の通りです。
以下に代表的な成分をあげました。
( )内は代表的な医療用医薬品名、[ ]内は成分を含んでいる代表的な一般用医薬品名です。
1.抗ヒスタミン作用のある薬-嘔吐中枢を抑える
嘔吐は、嘔吐中枢と呼ばれる部分が刺激を受けるために起こります。
この嘔吐中枢を刺激するのがヒスタミンという刺激物質で、抗ヒスタミン作用のある薬は脳にあるこの嘔吐中枢を抑える働きがあります。
この種類の薬の副作用としては、眠気があります。
・塩酸ジフェニドール(セファドール)[トラベルミンR]
医療用医薬品ではめまいの治療薬として使われており、乗り物酔いにも適用が認められています。
抗ヒスタミン薬に分類されますが、比較的眠気が少ないです。
・ジフェンヒドラミン(レスタミン)[トラベルミン、ドリエル]
・ジメンヒドリナート(ドラマミン)[エアミット]
・塩酸メクリジン<センパア>
・マレイン酸クロルフェニラミン(アレルギン)[アネロン]
抗ヒスタミン薬に分類されており鎮静作用もあるため、乗り物に乗る前に服用するのがおすすめです。
2.副交感神経遮断作用のある薬-吐き気やめまいを抑える
視覚や平衡感覚などによる脳の混乱を抑えて、吐き気やめまいを抑えます。
・ロートエキス(ロートエキス)[トランキ]
・臭化水素酸スコポラミン[トラベルミン]
3.中枢神経興奮作用のある薬-頭痛や眠気を和らげる
中枢神経に働いて脳の感覚の混乱を抑えて、頭痛や眠気を和らげる効果があります。
・カフェイン[トラベルミン]
◆どのようにして薬を選べばいいの?
乗物酔いは酔ってしまうと苦しい思いをするので、あらかじめ酔い止めを飲んでおき、症状が出るのを抑えるのが一番です。
以下に、状況によってどの成分が合うのかをまとめました。
・眠っても大丈夫な状況なら、抗ヒスタミン薬
抗ヒスタミン薬は、直接嘔吐中枢に働いて嘔吐を抑えるので、少々眠っていてもいいならこれらが配合されているものがおすすめ。
・酔ってしまってから飲む場合はメクリジン
メクリジンは吐き気止めとして古くから使用されているので、ムカムカしてからでも効果があります。
また、メクリジンなど抗ヒスタミン薬は、効き目が持続します。
メクリジンは眠気はジフェンヒドラミンに比べると少ないですが、飲む場合は車の運転はしないと決めてください。
・頭痛がある場合はカフェイン
中枢神経を興奮させるカフェインが配合されているものは頭痛などには効果があるでしょう。
ロートエキスやその成分であるスコポラミンは、不快な気分をなおすという理由で配合されています。
・ビタミン剤が配合されているものがありますが、乗り物酔いとは無関係なので、薬を選ぶ際には考慮する必要はありません。
・薬の形は錠剤が基本で、ドリンクタイプや水なしでのめるという便利さを強調しているものがありますが、効果は同じなので値段も考えて選択してください。
◆薬を使う上での注意事項
1.風邪薬などすでに服用している薬がある場合、類似した成分を含む薬と一緒に飲むとその成分の量が増えてしまいます。
乗物酔いの薬の主成分は抗ヒスタミン薬であれば、すでに服用している薬の成分と重なっていないか確認しましょう。
注意書をよく読むことと、個々のケースでは薬剤師に確認してもらいましょう。
2.抗ヒスタミン薬は眠くなるので、車の運転はしてはいけません。
また、高齢者、特に男性の方は抗ヒスタミン薬とロートエキスなどが排尿困難を起こしたり、促進させる危険があるので、薬剤師に相談してください。
3.成分によって6才未満の方と15才未満には禁止のものがあるので、大人(成人)の薬を子供に安易に使ってはいけません。
お子さんの乗物酔いの状況と年令を伝えて、薬剤師に相談しましょう。
4.抗ヒスタミン薬は効果が比較的長く続くので、ドライブなどの場合、先に飲んでおけば、繰返し飲む必要はありません。
特に小さいお子さんは、不安からまた飲みたいと言う場合があるかもしれませんが、「大丈夫、おくすりは効いているから」と言って安心させてあげてください。
乗り物酔いの薬のおすすめは?
では、具体的に市販されている乗り物酔いの薬を紹介します。
前述の「薬の選び方」を参考に選んでください。
まとめ
私も子供の時はよく車に酔っていたので、乗り物酔いのつらさはとてもよくわかります。
それが薬を飲めば軽くなるのなら、こんなうれしいことはありません。
乗り物酔いがひどい人は、薬の助けを借りるのが得策だと思います。
特にお子さんの場合は、酔うのが分かっていれば薬を飲ませてあげてもいいと思います。
副作用は眠くなることだけなら、ドライバー以外は特に問題もないですしね。
薬だけに頼るのではなく、前日の睡眠や乗る前の食事に気を付けるなどできる対策は行なったうえで、さらに薬を飲んでおけば安心して出かけられますね。
上手に薬を使って、ドライブを楽しんでください。
参照リンク
東京医科大学病院 薬剤部|お薬のしおり(乗り物酔いとくすり)(PDF)
日本OTC医薬品協会|セルフメディケーション・ネット|薬についての知識(乗り物酔い防止薬)
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