無添加は添加物を使うより安全?賢い選択をするための注意点を説明します

2017-02-23 20.33.31

食品における「無添加」表示について、いろんな情報が氾濫していますが、何が正しいのでしょうか。

「情報」は、発信する側の都合のいいようにまげられている場合があります。

わたしたち消費者は、特に食品という生活に直結する商品について、正しい情報をもとに正しい判断をしなければなりません。

ここでは、いろんな情報をどのようにとらえて行動すればいいのかを具体的に説明します。

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「無添加」についてどのように考えればいい?

「無添加」とは、言葉の意味を説明すると、「食品添加物が使用されていない」ということになります。

食品添加物とは、さまざまな食品を製造・加工したり、保存したりするときに使われる物質で、甘味料、香料、着色料、保存料、酸化防止剤などがあります。

1.食品を製造する側のトリックに注意

「無添加」という表示があると、このような添加物が一切使われていないように考えてしまいますが、実際は、そうではない場合もあります。

「着色料無添加」のように、一部の添加物だけは使用していないが他の添加物は使用しているという場合もあります。

また、元々保存料が不要な食品に、「保存料無添加」とわざわざ表示してイメージアップを図っているケースもあるのです。

2.マスメディアの報道の特性に注意

ごく一部の食品添加物に弱い発がん性が認められたりすると、マスメディアはそれを大々的に取り上げて報道します。

そのような報道から、消費者の多くは「食品添加物はすべてに害がある」と思ってしまっているようですね。

マスメディアの特性として、当たり前のことはほとんど取り上げず、問題になったものだけを、話題性があるので大々的に取り上げるということがあります。

食品添加物への報道に対しては、そういう面があるということを、私たち消費者は知るべきだ思います。

3.販売側の戦略に注意

販売する側の売り方にも注意しなければなりません。

一部の問題を極端に大きく取り上げるマスメディアの報道に便乗して、販売する側は、添加物の恐怖を煽って、無添加商品を高値で売るという商法を展開しているケースもあるのです。

科学的根拠がないにもかかわらず、健康に関しては、我々消費者はかなりあっさりと騙されてしまいがちです。

4.無添加についての科学的な根拠

無添加は科学的に安全かどうかを説明する前に、添加物について簡単に説明します。

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一つの例として、添加物の一種である保存料について紹介します。

保存料は食品の変色や細菌の繁殖を防ぐ保存料として多くの食品に使用されています。

保存料を使用しない無添加食品は、変色による食品劣化や、細菌感染のリスクが高まるということになります。

つまり無添加食品は、消費期間が短く、より徹底した管理が必要となります。

無添加=安全で、添加物=危険という図式は、必ずしも正解というわけではないのです。

「無添加」についてどのように考えればいい?

・現在の日本では、食品衛生法の下、食べて健康被害にあうようなものは流通していません。

 食品添加物の安全性については、決められた検査方法で食品衛生法に適合しているかを検査し、違反していると、行政処分でその食品は回収となります。
 
 食品に食品添加物が使用基準の範囲内で使われているかどうかも、輸入品に対しては厚生労働省が、国内流通品に対しては都道府県などの地方自治体が、それぞれ年間監視指導計画を立てて、その方針に沿って検査しています。

 このような監視体制を行っているので、日本の食の安全は、確実に守られていると考えていいでしょう。

・食品添加物に危険性がないことが分かった上で、「無添加」のメリットを考えてみるとどうでしょうか。

 安全性と有効性が認められた食品添加物を、必要以上に危険だと考える必要はありません。

 国の制度で食品添加物の安全性が確保されているなら、無添加にこだわる意味があまりなくなってくるのではないでしょうか。 

 かえって、無添加になると素材がそのままであるために、徹底した管理が必要であるということを知った上で食材選びをしなくてはなりません。

 食品添加物が嫌だという方は、表示が義務化されているので、食品を選ぶ時に表示を見て、買う物を選べばいいのです。

 「食品添加物入り」か「無添加」かを自由に選択でき、かつ安全なものが使われていると考えることができるのです。

 

まとめ

食の安全を考えるには、消費者の正しい知識が必要となります。

無添加がよくて添加物を使うことが良くない、というような漠然としたイメージではなく、科学的な根拠を持って判断する必要があります。

「無添加」のデメリットを理解したうえで無添加を選択するなら、それはそれで意味のあることです。

周りの不確かな情報に振り回されることなく、正しい知識を持って、また自信を持って選択したいものですね。

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