静電気が発生する原因は?溜めやすい体質はあるの?軽減する方法も紹介します

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乾燥する季節になると、「静電気」が気になりますね。

静電気に困っている人は多いと思いますが、静電気がなぜ発生するのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

ここでは、なぜ静電気発生が発生するのか、また、静電気をためやすい体質はあるのか、そして、どうすればあのイヤな静電気を防止できるかについてもアドバイスします。

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静電気はなぜ発生するの?

◆静電気が発生する主な原因は?

1.摩擦帯電

静電気のもっとも基本的な発生原因は、極性が違う2つの物がこすれ合うことによります。

 ・歩いたり動いたりすると衣類がこすれ合う

 ・椅子から立ち上がるとき、体と衣服がこすり合う

 ・掃除機をかけるときにも体と衣類はこすれ合う

2.剥離帯電

 ・重ね着した衣服を脱ぐ時、衣類どうしを引き離して摩擦をおこす 。

上記のような動作で静電気は常に発生しているので、1回バチッと放電しても、静電気はまたすぐに人の体に帯電します。

◆物体を構成する物質の帯電極性によってプラス・マイナス帯電する

 物体は、それを構成する物質の帯電極性によってプラスに帯電するかマイナスに帯電するかが決まっている

 たとえば、塩化ビニールやポリエチレンなどはマイナス帯電し、私たち人間はプラス帯電します。

 ナイロンとテフロンを擦りあわせたとき、ナイロンはプラスに帯電し、テフロンはマイナスに帯電します。

◆電気を通しやすいものと通しにくいものとでは、帯電量が違う

  金属のような電気を通しやすい物どおしなら、摩擦しても電気は通りぬけていきます。

 また、アース(接地)することで電気を逃がすこともできます。

 しかし、プラスチックのような電気を通さない物に発生した静電気は、電気が通りぬけないためそのほとんどが元の物体に残って蓄積されていきます。

静電気はなぜ冬に多く発生するの?

静電気が体内に残る量は、季節(湿度)と密接な関係があるのです。

◆夏は?

夏は湿度が非常に高く、大気中にイオンを含んだ水分はたくさんありますし、物質表面にはイオンが含まれています。

静電気が発生しても、物質同士を離すときにこうしたイオンを含んだ水によって中和されています。

したがって、静電気が発生しても、ほとんど感じることはありません。

◆冬は?

一方、冬は湿度が低いため、大気中にも物質表面にも(イオンを含んだ)水分が少ないという状況になり、物質表面に発生した静電気を十分中和することができません。

そのため、静電気が発生し、放電したときに「バチッ」と痛みを感じてしまうのです。

静電気を貯めやすい体質はあるの?

静電気をよく感じる(バチッとくる)人とあまり静電気が起きない人は確かにいます。

その違いは何なのでしょうか。

静電気が起きやすい人には、以下のような特徴があります。

1.乾燥肌の人

 手が「乾燥」していると電気を空気中に放電しにくく、電気は体に溜まったままになるので静電気が起きやすくなります。

 冬は空気が乾燥しているので空気中の水分が少なく、さらに放電しにくい状態になり、静電気が起きやすいのです。

2.汗をかきにくい(新陳代謝がよくない)人

 汗の水分があると空気中に放電しやすくなり、体に電気が溜まりにくいのですが、汗をかきにくい人は、冬はより汗をかかないので電気を溜めてしまいます。

3.体のイオンバランスが崩れ、「酸性化」している人

 普段の生活が乱れるなどが原因で体内の血液がドロドロの状態になると、体が弱アルカリ性から酸性に傾き、イオンバランスが崩れて体にマイナスイオンが常に不足します。

 そして、外部のマイナス電気を引き寄せてしまうので、静電気が発生しやすくなります。

 

静電気を軽減する方法は?

静電気の被害を軽減する方法としては、大きく分けると2つの方法があります。

1.体の側で対策をする

2.衣類により軽減する

3.グッズなどにより軽減する

◆まず、体の側で静電気が起きにくいようにするには・・・

①手の乾燥を防ぐ

 ハンドクリームなどで手の保湿効果を高めて放電させることにより、静電気の発生を防止します。

 ハンドクリームはできるだけ保湿効果の高いものを選びましょう。

 

②体質改善

③金属製のものを触るときの触り方を工夫する

 静電気の衝撃を少しでも軽減するために、ドアノブなどをしっかり握る前に、指先でチョンとつっついて静電気を逃がす。

 静電気を全く感じないわけではありませんが、まともにバチッと受けるよりはかなりマシです。

 
◆衣類により軽減するには・・・

静電気防止対策の中でも、手軽にできて効果が高いものは、衣類を見直すことです。

衣類により静電気を防止するには、まず、合成繊維の衣類をやめ、綿、絹、麻、羊毛などの「天然繊維100%の素材」を着ることです。

最近では冬の衣類として多くの人が着ているフリースも典型的な合成繊維製品ですので、静電気を防止するためには避けたほうがいいということになります。

でも、フリースの防寒効果と手入れの簡単さは捨てがたいですね。

フリースでも、着方によっては静電気を起こしにくくする方法かあるのです。

フリース(ポリエステル)の下には、ウールのセーターではなく、綿のTシャツ・肌着を組み合わせるようにしましょう。

そのほうが電気を帯電しにくくなり、その結果、静電気発生を防止することになります。

◆静電気防止グッズで効果が高いものは・・・

静電気防止グッズには、アクセサリーのように身につけるものや、それで先にさわって放電させるキーホルダー型のものなど様々なものが得ています。

その中で、比較的効果が高いといわれているのは、キーホルダー型のものです。

そのキーホルダーで触ってからドアノブなどを握ると、一度放電されているので静電気が少なくなるというものです。

身につけているだけでいいブレスレット型は、お手軽ですが効果は少ないので、少し面倒なのですが、キーホルダー型をおすすめします。

まとめ

静電気の「バチッ」を防止する対策をまとめると以下のようになります。

・手を乾燥させないように保湿クリームでケアすること

・衣類をできるだけ天然素材のものにすること

 または帯電しにくい組み合わせにすること

・キーホルダー型の静電気防止グッズを活用すること

今年の冬は、このような静電気防止対策を実行してイヤな静電気を軽減しましょう。

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