血糖値が高いとなぜ悪い?症状、原因と引き起こす病気を学びます

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血糖値という言葉はよく耳にしますが、何を表している値かご存じですか。

血糖値が高いと様々な恐ろしい病気にかかるリスクが高くなるなど、血糖値は人が健康に生きていく上で重要カギを握っているのです。

ここでは、血糖値が高いとなぜ悪いか、高くなったらどんな症状が現れるか、また血糖値の上昇の原因を詳しくまとめました。

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血糖値が高いとなぜ体に良くないの?

血糖値が高いと「なぜ」体に良くないのかを知っていますか?

血糖値の値が高いから節制して下さい、と医師に言われても、何が良くないのかわからなければ節制意識は上がりません。

そこで、血糖値が上昇しすぎることのリスク、またどんな病気の引き金になるかを具体的に知り、改めて自分の血糖値について考えてみましょう。

1.人の体に有害な「ソルビトール」が貯まる

血糖値が高い状態が続くと、体内ではどのような変化が起きるのでしょうか?

普段、ブドウ糖とよばれる糖が血液内を流れていて、細胞はこのブドウ糖を利用して活動に必要なエネルギーを得ています。

この過程を「代謝」といい、細胞はブドウ糖を違う物質に変化させるときに放出されるエネルギーを利用しています。

この血液内のブドウ糖が増えすぎるのが血糖値が高くなるということなのです。

余ったブドウ糖をなんとか利用するために別の代謝経路が働き出し、「ソルビトール」という物質が作り出されます。

この「ソルビトール」が細胞にとっては有害なものなのです。

正常な血糖値でも多少はソルビトールは生産されていますが、すぐに果糖と呼ばれる別の物質に代謝されるので、問題にはなりません。

しかし、血糖値が上昇しすぎると、ソルビトールが大量に生産され果糖への代謝が追いつかなくなります。

その結果、細胞内にソルビトールが貯まってしまい、細胞を傷つけ始めるのです。

2.人間の再生機能がマイナスに働く

たとえば、血管壁でソルビトールが貯まると、血管壁は傷つき、もろくなってしまいます。

すると、人間の体は傷ついた部分を前よりも強く、大きく修復しようとします。

ソルビトールによりダメージを負った血管壁も、修復の結果、前よりも厚くなり、強くなります。

しかし、血管壁が厚く、強くなることはメリットばかりではなく、むしろデメリットのほうが大きいのです。

なぜなら、壁が厚くなるということはそれだけ血液の通り道が細くなり、通りにくくなってしまいます。

3.動脈硬化へと進む

ソルビトールによりダメージを負った部分は血管壁の内側なので、血液の通り道はどんどん細くなり、血液は徐々に通りにくくなっていきます。

また、隆起した血管壁部分には中性脂肪やコレステロールが付着しやすくなり、さらに血液の通り道は細くなっていきます。

これがいわゆる「動脈硬化」です。

動脈硬化になると、血液成分がその部分で詰まりやすくなり、今までなら問題はなかった小さな血栓も詰まってしまうようになります。

また、高血糖の人は血液がドロドロになっていて、より血管が詰まりやすくなっているため、血栓もできやすいのです。

4.動脈硬化はさまざまな病気を引き起こす

動脈硬化になると、脳梗塞、心筋梗塞、壊疽(えそ)などを引き起こしやすくなります。

これらは、いずれも命に関わる重大な病気ばかりです。

これらの病気は全て、「血管の詰まり」から引き起こされます。

例えば、脳梗塞は脳の血管で動脈硬化が起こった結果、血栓などが詰まってしまい脳の一部分への血液の供給が停止することによって起こります。

また、心筋梗塞は心臓の筋肉に血液を供給している、「冠血管」が詰まってしまうことにより引き起こされます。

糖尿病患者が壊疽により足を切断しなければならなくなることがありますが、これも高血糖が原因なのです。

5.ソルビトールは神経も傷つける

ソルビトールは血管壁だけではなく、神経も傷つけます。

高血糖になるとまず末梢神経、つまり体の末端、足や手の神経が傷ついていきます。

その結果、手足の感覚がなくなり、痛みなどの異変に気づきにくくなるため、治療が遅れ、最悪の場合切断ということになってしまいます。

また、血管は末端になるほど細くなっているので、手足の先などはもともと血管が詰まりやすいのです。

その部分で動脈硬化が起きると、さらに血管が詰まりやすくなってしまい、最悪、体の末端部分への血液の供給が止まってしまいます。

細胞は血液の供給がストップすると死んでしまうため、その部分から壊疽が始まっていきます。

この時点で気づいて治療を受ければ大事には至らないのですが、上述したように神経がダメージを受けていると壊疽による痛みなどを感じることができません。

そのため、本人や周りの人が壊疽に気づいたときには既に手遅れで、切断以外の選択肢がない、ということになるのです。

このように、高血糖は様々な病気のリスクを上昇させる恐ろしいものです。

血糖値が高い時に見られる症状

血糖値は多少上昇しても、自覚症状はあまりありません。

そのため、本人が症状に気づいたときには既に手遅れで、糖尿病などを発症していた、ということもよくあります。

血糖値が高くなっていることを見抜くには、健康診断がとても重要です。

健康診断は、ほとんど全ての会社で1年に1回程度は行っていますから、サラリーマンならその機会を利用して、最低でも1年に1回は健康診断を受けてください。

また、いくら自覚症状が現れにくいといっても、ある程度血糖値が高くなると自覚症状が出てきます。

以下の症状に心あたりがある人はすぐに病院に行って検査を受けることをお勧めします。

◆ 注意を要する症状は?

•異常に喉が乾く

高血糖、特に糖尿病になると周囲から見ても異常に多くの水を飲むようになります。

この原因は、高血糖状態で血液中のブドウ糖が増加し、血液成分の濃度が上がっているためです。

血液の量が足りないときや、血液が濃縮しすぎたとき、ひとは反射的に水を飲みたくなっています。

高血糖の人は慢性的に血液中のブドウ糖の値が高い人が多いので、常に水を飲みたくなり、結果的に異常な量の水を飲んでしまうのです。

•おしっこの回数、量が増える

異常な量の水を飲むため、おしっこの回数、量もそれに伴って増えます。

さらにもう一つの理由として、糖尿病になるとおしっこに糖が混じるようになり、おしっこの浸透圧が上昇するため、腎臓で生成されるおしっこの量が増加します。

•おしっこが泡立つ

糖尿病の主な症状の一つとして、おしっこが泡だつことがあります。

おしっこが泡立つのにはいろいろな理由があり、中には健康上特に問題がないものもあるので、必ずしも高血糖や糖尿病であるとは限りません。

とはいえ、病気のサインである可能性もあるので、気になる人は医師に相談することをお勧めします。

特に喉が渇くという症状と同時に見られる場合や、おしっこの泡がきめ細かく、長い間消えずに残るといった場合は体の危険信号であることが多いので、すぐに病院に行くことをお勧めします。

•疲れやすい

疲れやすい、とか体重が減ってきたという症状は、高血糖で血液がドロドロになっていることが原因で起こります。

血液がドロドロになると血流の流れが悪くなり、特に細い血管ではその影響を大きく受けます。

その結果、筋肉や臓器に血液中の栄養を十分に届けることができなくなるのです。

こうなると体は血液中の栄養の代わりに筋肉そのものなどを分解し、エネルギー源にしようとします。

そして、筋肉などが分解された結果体重が減少し、また、体を動かすのに必要な筋肉が減ってしまうので疲れやすくなる、というわけです。

このような症状が出ているときの血糖値の値は、300~400mg/dl程度だと考えられています。

さらに血糖値が上昇して500mg/dlを超えると、吐き気や嘔吐のほか、昏睡状態に陥ることもあり、緊急治療が必要になります。

血糖値が高くなる原因は?

遺伝的にインスリンの働きが弱く、健康的な生活を送っていても血糖値が高くなってしまう人もいます。

しかし、そういった人は少数派で、多くの人は生活習慣の乱れから血糖値の上昇、ひいては糖尿病の発症につながっています。

◆ 血糖値に悪い影響を与える生活習慣とは?

•炭水化物や甘い食べ物をよく食べる

 炭水化物や甘い食べ物の摂り過ぎは血糖値を大きく上げる原因の1つです。

•高カロリーな食べ物が好き

 高カロリーな食べ物の摂り過ぎも血糖値を大きく上げる原因の1つです。

•食事の時間が不規則

 食事の時間が不規則だと、体の内分泌系が乱れインスリンが正しく分泌されず、食後に血糖値が正常に下がらない可能性があります。

•一回の食事で満腹になるまで食べる

 満腹になるまで食べてしまうと、血糖値が短時間で急激に上がり、過剰な量のインスリンが放出されます。

 これは膵臓を酷使する事になり、そのうち膵臓が疲弊して糖尿病を発症するリスクが高くなります。

・運動不足

 運動不足だと全身の筋肉量が減少して基礎代謝が低下するため、ブドウ糖の代謝が鈍くなります。

・ストレス

 ひとはストレスを受けると、交感神経が活発化します。

 しかし、インスリンの分泌が増加するのは副交感神経が活発化しているときなので、ストレスを受けている状態ではインスリンが正常に分泌されません。

 そのため、常にストレスにさらされている人はインスリンの正常な分泌が阻害され、血糖値が上昇する傾向にあります。

・肥満体型の人

 肥満体型の人は、皮下脂肪・内臓脂肪ともに標準より多くなっています。

 皮下脂肪はそれほど影響がないと言われていますが、内臓脂肪は糖や脂質の代謝に悪影響を与えると考えられています。

 糖脂質代謝に異常があると、正常なインスリンの分泌量でも血糖値がなかなか下がりにくくなります。

 その結果、インスリンの分泌量が徐々に増えていくことになり、糖尿病につながる恐れがあります。

上記に当てはまる人は要注意です。

血糖値が上がりやすい食生活を送っていると言えるでしょう。

◆ 血糖値が高い状態が続くとどうなるか?

血糖値が高い状態が続くと、糖尿病になるリスクが飛躍的に上昇します。

理由としては、以下のことが考えられます。

・インスリンの分泌源である膵臓が疲弊してしまう

・過剰なインスリンの分泌が続いたことにより、体にインスリンへの耐性ができてしまい、インスリンが効かなくなってしまう

まとめ

血糖値が高いと、糖尿病を引き起こしたり、動脈硬化の原因になったりと、決して軽視できない状況であることがわかりました。

血糖値の改善は、食生活の見直しや定期的な運動など、ほとんどのことは本人の努力でできますね。

血糖値が高めの人は、すぐにでもこれらの生活習慣の改善に取り組んでいきましょう。

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