子供の頭痛は大人のそれとは違う?その原因と特徴、対処法を紹介します

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子どもが学校で訴える症状のなかで、頭痛はよくみられる症状の一つです。

しかし、その症状は必ずしも大人と同じではないため、子供が痛みを訴えたときに大人がそれを偏頭痛だと気付かないことが多いのです。

それをただの仮病と思ってしまう親もいて、子供のストレスはますます大きくなってしまうこともあります。

そうならないためにも、親が子供の頭痛についてよく知っておくことがとても大切です。

ここでは、子供の頭痛の原因と特徴、そして頭痛を訴えた時の対処法について説明します。

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子供の頭痛の原因と特徴

子供の頭痛には、大人には見られない特徴があります。

子供の片頭痛の主な特徴とその原因とは・・・

1.子供の頭痛のほとんどは、別の病気がないかぎりはほとんどが偏頭痛

2.突然頭痛を訴えることがよくみられる

 子供の偏頭痛は、通常前触れや初期症状などは表れないことが多く、今まで元気に過ごしていた子供が突然頭痛を訴えることが多くあります。

3.ほとんどの頭痛は数時間ですっかり治って元気に戻る

4.頭痛が起きる部分が両側であることが多い
 
 大人の偏頭痛は片側に起きる事がほとんどだが、子供は左右両側に頭痛が出る場合が多い

5.ズキズキする痛みよりは重苦しく締め付けられるような頭全体の痛み

  痛みの種類は、大人でいうと片頭痛よりも緊張型頭痛と似ている

6.心理的ストレスが大きくかかわっている

7.腹痛や吐き気などを伴うことがある

 子供の場合は、片頭痛に伴って腹痛や吐き気などを引き起こすこともある

子供の頭痛への対処法

1.首や肩、額を冷やし、暗い場所で安静にさせる

 急激に冷やす過ぎると体に悪影響を与えてしまうで、布でくるんだアイスノンや濡れたタオルで少しずつ冷やしてあげましょう。

2.ストレスがかからないように、親がそばについて安心させてあげることが必要

3.寝不足や低血糖などでも子供の頭痛は起きやすい

成長過程にある子供は大人と比べても長い睡眠時間が必要なので、大人と同じようなサイクルで起きていると寝不足に陥ってしまいます。

また、朝起きられないなどの理由で朝食を食べなかったり、お菓子ばかりを食べてきちんと食事しなかったりすると血糖値を下げる原因となります。

それが、頭痛を引き起こすもとになります。

規則正しいリズムを守らせ、睡眠と食事はきちんとするように指導しましょう。

4.頭痛や腹痛、嘔吐や下痢などを数日繰り返すことがある

子供は心も体も成長途上の不安定な状態なので、ちょっとしたきっかけで体調に変化をきたしがちです。

精神的ストレスからくる自律神経の一時的な障害により、頭痛や腹痛などの症状があらわれることがあります。

これは自家中毒とも呼ばれるもので、何か悪いものを食べたり、細菌やウイルスに感染したりしたわけではなく、子供の体内で起こる変化から生じる疾患です。

5.周囲の大人が子どもの状態を細かく観察し、子供の言いたいことを理解してあげる

まわりの大人(親)が子供の状態に向き合い対処しましょう

3~5歳くらいではまだ言語も発達していないので、自分の症状をうまく親に伝えられないという一面があります。

また、仮病と思われるからなどの理由であえて自分の不調を訴えない子供もいます。

そういったストレスが蓄積することで、逆に頭痛症状の悪化を生んでいることもあります。

親が気付いてあげられない、ということがないように注意しましょう。

6.付随する症状によっては医師の診察を受ける

ただの片頭痛ではないケースもあります。

不安な症状があれば、小児科で診てもらいましょう。

まとめ

子供の頭痛は、大人の感覚では考えが及ばないようなところに原因が潜んでいることがあります。

子供も、自分でその症状についてうまく説明することができません。

そのため、周囲の大人が子どもの状態を細かく観察し、汲み取ってあげることが大切になってきます。

こちらが知りたいことばかりを聞き出そうとするのではなく、じっくりと子供と向き合って症状を聞いてあげましょう。

子供の様子を注意深く観察して、今の状態をよく理解してあげるのが親である大人の役目です。

大人の頭痛についてはこちら

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